合格体験談
「典型的な算数が苦手な女子」
中学受験・東京都市大学等々力中学校 合格 Kさん(東京;家庭教師のみ)
女の子の中には算数がどうしてもわからないという人が少なくない。
家庭教師を5年からつけていたが成績が振るわないので、ということで
6年夏過ぎから交代での出番となった。最初から2教科に絞り国語はボーダー上
算数があと一歩といった状況。
幸い、学校側からどの分野で出題されるのかが明確になっていたため、
計算力の強化と一行問題の繰り返しを行った。
過去問を使った実戦訓練も功を奏し、等々力の門をくぐることができた。
「本番で合格点が取れるということ」
中学受験・東京農業大学第一高等学校中等部 合格 M君(東京;地元塾)
特に充実した指導時間を共有できたと感じた男の子。
指導開始は5月終わり頃だったが、第一印象は塾でよく
トレーニングされているといったところ。だが、
その印象の割には問題を解き切ることができない。
そこで早い段階から第一志望の学校での頻出単元を中心に知識とスキルの
再構築を行い、算数および理科の計算問題の演習を定期的に実施。
振り返ると立体図形の展開図の問題などは弱点からあっという間に
得意分野になった気がする。併願校も特待のおまけ付きで合格したのは、
算数の立体図形で絶対の自信を持つことが出来、生来の家族の明るさも
相まって遺憾なく実力を発揮できたことに起因するであろう。
「本当に苦手なことは」
中学受験・鴎友学園女子中学校 合格 Zさん(川崎;地元塾)
中学受験まで残り4か月というところで、タイトな時間で
お付き合いさせて頂いた女の子。
当初、国語の読解と社会の知識整理が主な目的がだった。
確かに過去の模試で国語の偏差値の出方がぶれていたのだが、
鴎友対策で実際に記述の問題を解いてもらうとポイントの
押さえ方はほぼ完璧。代わりといっては何だが、
理科と算数の分野別弱点を攻略。2月1日の一発目で見事合格したのち、
頂いた礼状には「お蔭で比の問題が解けました」と。
「算数と理科の意外な克服法」
中学受験・早稲田高等学院中学部 合格 O君(埼玉;日能研)
家庭教師の依頼を受けたのは模試も山場を迎える11月。
もともと国語と社会は好きだったが、
なぜか算数と理科の成績が安定しない。
時間も限られてきていたので、まずはメモチェで理科の弱点の確認。
メモチェで苦手と判断した単元数、なんと42/62。
1週間4単元で10週間マスターを目指し、いざスタート。
始めてみると数字に対して暗記する能力が弱いことに気づく。
算数は計算能力は高いもののケアレスミスが多いのが原因と判断。
間違えたところは、なんと「文字」で記録に残させるようにした
(分数の2けた位の通分が弱い、など)。
理科も算数と同様に「文字残し」を12月終わりから実施し、
成績も徐々に安定。最後に残った課題は自分に自信が持てず、
答えがこれであっているかどうか踏ん切りがつかないところだった。
これに対する荒療治はR4で64を目指す彼に48の埼玉栄で受験スタート
させ自信をつけさせたこと。
満点近い点数で当然合格、続く立教新座と早稲田高等学院中学部も
見事花咲かせたのであった。
「国語の点数の取り方」
中学受験・明治大学付属中野中学校 合格 N君(東京;家庭教師のみ)
5年生途中まで中学受験大手塾に通っていたN君。
国語の先生との相性が悪く、嫌になって辞めたらしい。
それもそのはず、国語の中でも苦手だった小説・物語文の心情理解
で意見を戦わせることが頻繁にあったとのこと。
先生だけでなく、二人三脚で国語克服に乗り出した母親に対しても
口応えする始末。
ここでの対策は「心情理解の問題は好きに解いてよし」というもの。
結果、本番の問題でも小説が出題されたものの、
論説文と言葉の問題を完璧にこなし、獨協埼玉、城西川越、
明中をすべて合格させるという偉業をやってのけた。
共に苦労した母親から涙ながらに報告頂いた瞬間が今でも忘れられない。
「盤石な中学受験とは」
中学受験・早稲田中学校 合格 R君(東京;SAPIX)
実は7月初めの体験指導の後、しばらく他の家庭教師の
指導を受けられていたが、急遽交代での依頼を受けたのは
夏期講習も終わりを告げた頃。
最終的に早稲田を第一志望に据え置いたのは
秋も深まった10月末。国語は絶対的自信を持っていたが、
他3教科は浮き沈みが割と激しい。
中学受験では塾対策を中心に家庭教師を進めるケースが多いが、
必ずしもそれが盤石とは限らない。むしろ、6年生の秋以降や、
志望校と塾でのクラスと乖離が激しいときなど、
「うまくいっていないな」と感じるときは別の手段が必要になることもある。
この場合も弱点分野を洗い出し、短期間で積み上げができるように
指導教材を作成。デイリーサポートなどの不明点は質問で受けて
紙ベースで対応することにした。
家庭教師での指導過程はすべて順風満帆だった訳ではない。
模試の成績が悪い時はお母様から動転した声で電話をもらったり、
指導に行くと本人のテンションが異常に低かったりした。
しかし、最終的には本人の気持ちの持ち方、併願パターンの検証、
問題へのアプローチ方法、母親の構え方など、今思えば安心して
見ていられる中学受験生活であった。
本人曰く「本番の算数のテストが終わったとき、受かったと思った。」